ポケモンたちの魅力の新しい発見、
夢と驚きに満ちた1枚を世界に届ける
イラストレーターさんと二人三脚で、ポケモンの魅力を引き出すイラスト制作進行
ポケモンカードのイラスト制作を担当する部署で、主にコンセプトがあるイラストの企画や、イラストレーターさんへの発注、進行管理、ディレクションを行っています。カード化が決まったポケモンについて、「どんな魅力を」「どんなシチュエーションで」「どう伝えていくか」といった企画から、イラストを担当いただくイラストレーターさんの選定、発注、進行管理、ディレクション、納品後のチェックまで、社内外のさまざまな方と協力しながらつくり上げていく仕事です。
大切なのは、ポケモン1匹1匹の持つ特徴や個性を守りながら、イラストレーターさんの個性や作風を活かせる表現を追求していくことです。たとえば、「可愛いと思ってもらえるピカチュウのイラスト」という方向性が決まったとしても、「可愛さ」を伝える方法に“正解”はありません。寝ている姿がいいのか、それともきのみを食べている姿がいいのか。イラストレーターさんのイラストにある優しい持ち味を活かせるシチュエーションのアイデアはいくつも生まれますが、そのカードを作れる機会は1度きりです。“最適解”を導き出すことに、何時間も悩みます。それが実際にカードを手に取ってくれたユーザーの皆さんのいい反応につながると、やはり嬉しいですね。
イラスト制作進行 2018年入社
意思を伝える情熱と、多くの視点を持つことの大切さ
クリエイティブな領域だけに、イラストやデザインのセンスが重要と思われるかもしれませんが、一番大切なのは「常に多角的な視点を持ち、相手の立場を考えたコミュニケーションを取る」ことだと思っています。私自身も、自分の興味を持ったこと・好きなことはとことん突き詰めていきたいタイプで、学生時代は親の反対を説き伏せて、自分のやりたい専攻に進んだこともありました(笑)。自分の意思を貫くには、ただ頑なに主張を通すのではなく、「相手に理解してもらうために、どんなことを伝えたらいいか」を考え抜くこと、そして相手の立場や考えをしっかりと理解し、自分の情熱とともに意見を伝えていくことが大切です。
そうした学生時代からの考え方は、今の仕事でもイラストレーターさんとのやりとりにも活きているのだと思います。たとえば、「このポケモンの、こういうシーンを描いてほしい」と一方的に伝えるのではなく、どんな可愛さ・かっこよさを、どんなタッチで引き出してもらいたいかを、とことん具体的に説明する。イメージを伝えるために、アニメや漫画のキャラクターを引き合いに出すことも多いです。対外的なコミュニケーションの機会が多いため、人間としての成長もできる仕事だと思っています。
カードを手にした誰かの、嬉しさやワクワクを生み出したい
時には、1商品あたり100種類以上のカードがある中で、自分が企画を担当したイラストのカードは数枚しかありません。その中で巡り合った1枚のカードイラストを通して、ユーザーの皆さんにうれしさやワクワクを感じていただけたら、これほど嬉しいことはありません。もともと「誰かの夢や生きる糧につながる仕事がしたい」という思いを持っていて、クリーチャーズはまさしくそんな思いが叶う場所だと感じています。
私自身、ポケモンが好きで仕事を楽しんでいますが、もしポケモンに携わる仕事でなくてもクリーチャーズの組織・環境が本当に好きです。これからも、自分に制限を設けることなく、好きなこと・やってみたいことを追求できる人生を送りたいと思っています。いつかは、自分の子どもに自分の手がけた商品で遊んでほしい。そんな夢も持っています。