世界中のユーザーに、「遊び」を届ける
売れ筋を考えればそれでいい、という世界ではない
ポケモンカード開発の情報管理チームとして、国内商品と海外(特に韓国)の進行管理を担当しています。国内商品の進行管理は、社内で開発した商品がスケジュールに沿って発売できるように社内外の関係部門と調整をしています。海外では、国内の商品が適切にローカライズされ、希望するスケジュール通りに販売する事ができるように企画やデザイン監修をおこなっています。
海外展開の際に気を配っているのは、「本当に市場に合っているのか?」ということです。たとえば、韓国の場合だと、陳列スペースの関係やオペレーションの観点で日本と商品構成を変えることがあります。その際には、韓国の事情を国内の開発担当に伝え、商品の魅力はそのままに、且つ韓国でベストな状態が実現できているかという観点で確認やアドバイスを行います。また、デザイン面でも気を配ることは多いです。例えば、ロゴデザインでは、グローバルのデザイン統一を目指します。ですが、現地の人が読めなければ意味がないので、視認性の確認は欠かせません。とにかく視野を広く持ち、さまざまな観点で物事を考えるのが、この仕事の面白いところです。
制作進行管理 2020年入社
多くの人と関わることで知る商品開発の奥深さ
他チームとの連携も多いことが、進行管理の特徴かもしれません。ポケモンカードゲームのシリーズ毎のコンセプトなどに関わる情報を集め、海外の関係会社に展開する作業も担うため、各チームと綿密にやりとりをします。この業務を通して、開発側の意図を知ることができます。前回シリーズの反響や対戦環境など、さまざまな情報を踏まえて制作していることが伝わってきます。たとえば、普段は注目が集まりにくいポケモンをあえてピックアップして、いろんなポケモンに活躍の場ができるように工夫していることもあります。
また、株式会社ポケモン(以下、TPC)ともやりとりをします。過去の実績やユーザーからの反響を元にした提案をしていただくことが多いですが、それに対して、具体的にどうやって面白い商品に作り上げるのかを考えるのが、クリーチャーズの役割です。ユーザーにとって、本当に楽しめる体験を提供できるように、妥協なく建設的に意見を出し合います。
子どもたちの笑顔につながる仕事
入社前はポケモンカードゲームが多くの地域で受け入れてもらっていることすら理解していませんでした。実際は、担当している韓国でも、多くの方に楽しんで頂いており、私の想像以上に地域も年齢も超えた幅広い人気があることを肌で感じています。知人のお子さんもポケモン図鑑の本を持っていたりして、『ポケットモンスター 赤・緑』から遊んでいる世代から今の子どもたちなど、世代を超えて受け入れられていると実感しています。
また、少し前にポケモンカードゲームの大会を視察する機会があり、こちらも非常に印象に残っています。毎日ポケモンカードに触れていると感覚が鈍ってくるところもあるのですが、たくさんの子どもたちが自分の携わった商品で楽しそうに遊んでいる姿を見たら、思わず泣きそうになってしまいました。大会はユーザーが喜ぶ姿を直接見ることのできる貴重な機会であり、日々のモチベーションにもつながっています。
周囲のメンバーは、細かいことに気を配れる人が多く、色々なチームと話すポジションだからこそコミュニケーション力も高い印象です。若手も多いので新卒の方も馴染みやすいと思います。特にポケモンが好きな方は毎日ポケモンに触れられて楽しいと思うので、ぜひ応募してみてください。