つくることへの憧れと、ポケモンという存在への愛情
その両方が仕事を楽しみ続ける原動力
仕事を楽しみながら、ステップアップし続ける自分でいたい
私は入社2年目からポケモンカード開発部のイラストチームで、イラストレーターさんと連携したイラスト制作に関する業務管理やメンバー管理・育成などを行うサブマネージャーを任せてもらっています。その翌年に産休・育休に入りました。復職にあたって、まだ幼い子どもを預けて仕事に戻ることに思い悩んだ時期もありましたが、私にとって仕事はとても大切で、同時にとても好きなことでもあります。復帰後の現在は新規プロジェクトのアートチームで、サブマネージャーとイラストディレクターを兼任しており、夫や社内のいろいろな方から協力を得ながら、働かせてもらっています。以前と変わらず、活躍できる機会を与えてもらっており、大変ありがたく思っています。
現在は、基本的に週2、3日出社し、それ以外の日は、仕事や家庭の状況によって在宅勤務か出社を選択しています。直接会話ができる機会が減った分、出社した日はできるだけ沢山の方と話し、積極的にコミュニケーションを取るように意識しています。ゲームやポケモンはもちろん、やはりエンタメ好きな方が多いので、それぞれの得意分野の情報交換は盛んです。一人ひとりの好きなものやジャンルが何となくお互いに分かり合えているからこそ、これだけ居心地がいいのかもしれませんね。
家庭の状況もあり、以前に増して限られた時間の中でどう効率よく成果を上げるかということは常に意識しています。プライベートも、休息を大事にしつつ、本やメディア、映像作品など、足りない知識の吸収やインプットにつなげられるものは積極的に取り入れるようにし、少しでも日々成長できるようにしています。
イラスト制作進行 / サブマネージャー 2017年入社
長く愛され続けるポケモンカードゲームの、可能性を広げるものづくり
アニメやゲームに興味を持ち始めたのは、学生時代にフランスへ留学したことがきっかけでした。「日本のアニメ、〇〇を観たよ!」など声をかけてもらう機会が多く、改めて日本の文化やものづくりの良さに気づかされました。また、自分自身が絵やデザインの勉強をしていない分、作品を作ることや作り手に対する憧れを持ち続けていたこともあり、エンターテインメントの世界で働くことを決めました。
新卒ではフィギュアメーカーに入社し、企画の進行管理や版権元との調整・交渉などを行っていました。たくさんの人気コンテンツに触れ、どんどん商品化していくことは楽しくはありましたが、「もっとひとつのコンテンツを大事にし、突き詰めるものづくりをしてみたい」と考えるようになりました。そこで、幼いころから大好きだったポケモンに携われる環境を求めて、クリーチャーズへ入社しました。転職したことで、これまで親しんできたポケモンとの距離がさらに縮まりました。ポケモンカードゲームを通して、ポケモンの新しい楽しさや体験を提供できる。そんな唯一無二の喜びがここにはあると感じています。
ポケモンカードゲームは、2021年10月に25周年を迎えました。それだけ続いてきたのは、ポケモンカードゲーム開発に携わってきた皆さんが、ポケモンがこれまで積み上げてきた歴史や信頼を大切にしながら、常に進化を推し進めていった結果だと思います。私自身も、「どうしたらポケモンカードゲームをもっと魅力的に感じ、好きになってもらえるか?」ということをとことん追求し、進化の可能性をさらに広げられればと思っています。
手元に残るからこそ、色あせない記憶
ポケモンカードゲームの人気は国内外問わず広がっています。そこには、紙のカードという実物があるからこそ生まれる価値があると感じています。たとえば、ポケモンカードを手渡す・アイテムを置くという動作からコミュニケーションが生まれたり、相手の人となりが垣間見えたりしますよね。子どものころに遊んでいたポケモンカードが何十年後も残り、大人になって手に取って、改めて当時の思い出がよみがえったりすることがあるかもしれません。私たちが提供しているのは、そうしたかけがえのない体験や楽しさだと思います。
実際にポケモンカードを手に取った皆さんに色々な感情を抱いてもらうために、美術館に足を運んだり、映画鑑賞や読書など、積極的にインプットを行うようにしています。その際に心掛けているのは、「どうしていいと思ったのか?」「どこが気になったのか?」を自分なりに深く考え、言語化することです。自分が、アウトプットするときに、「誰に」「何を感じてほしいのか」を言語化するための訓練にもなって、大変役立ってます。自分自身が見たり、感じたりしたことがディレクターとしてのスキルに繋がっていくので、今後も新しいことに挑戦する機会を増やしていきたいと思っています。